恋人もセフレも不要なのにマッチングアプリやっとる自分がいる 人間観察が好きな自分は人間のショールームみたいなところに入ったら一生出て来られない気がする
このまえ散歩好きのM1とマッチした 歩きながら身の上話をして学科を聞き出したとき、「この人間、もしかして初恋の人と学科同期なのでは…?」と思った
「○って人間、分かる…?」「え!!知ってるよw1年のとき同じバンド組んでたw」
は?
「ワッ、ワイ、○が初恋の人です…」
この時点でワイもM1も爆笑 ○が明らかにモテ無縁オタクって感じの人間であるという事実を共有しているため余計におもしろかった
首が据わってなかった話、左利きだった話、しゃべり方が独特だったことなどを思い出し語りした
○はワイと中高が一緒、学年は○が一つ上 14歳の思い出がほとんど○で埋まるぐらい好きだった ワイが卓球部でシコシコ壁打ちをしていたころ、○は軽音部でベースをやっていた レフティベースを「高いし…」という理由で買わなかったのが面白かった ワイは○を真似して腕時計も右手につけたしベースも買ったしおそろいのデカい肩掛け鞄を購入 完全にバンギャみたいな振る舞いをした 笑顔が綺麗なところと、なんでも知っているところが好きだった
高校からワイはジャズ研に入った ○は変わらず軽音にいた ジャズ研のとある先輩と○がしょっちゅう喧嘩してておもろかった(この話M1も知ってて最高だった)
そんなわけで特に同じサークルに入ることもなく時が過ぎて離れ離れになってしまったけども、未だに好きだなあと思うことはある
「全力で好きな人を追いかける自分が好き」まである
大学に入ってから完全に貞操の概念を失い無秩序に交接を繰り返す機械になってしまったので、夕焼けに背を向けて手を繋ぎながら帰った14歳のころを思い出すとちょっと胸が苦しい
久々に初心に戻れてすごく楽しかった